周波数変換パススルー方式のケーブルテレビ信号を受信する機能があることを、「CATVパススルー対応」と言います。 「CATVパススルー対応」には 下記の2種類あります。
全帯域(VHF・MID・SHB・UHF)に 対応するCATVパススルー対応 |
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カタログ等で 単に「CATVパススルー対応」と表記されている場合は こちらになります。 |
限定された帯域にのみ対応する CATVパススルー対応 |
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カタログ等では「CATVパススルー対応(UHF)」のように 受信できる帯域を併記しています。 |
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※JEITA ((社)電子情報技術産業協会)にて、上記の表記とするように規定されています。 |
アンテナを使って受信する通常の地上デジタルテレビ放送は、UHFの電波を使って放送されます。UHF以外では放送局免許が下りません。 そのため、地上デジタルテレビ放送開始時(2003年12月1日)に販売されていた地上デジタルテレビ放送受信機は、『UHF帯での放送』を前提に設計されています。
2004年1月頃に、ケーブルテレビで地上デジタルテレビ放送をUHF以外の帯域で再送信するためのパススルー方式が制定されました。 その時期に販売されていた受信機のほとんどは この方式に対応できず、方式制定を受けて、各社第2世代目に当たる受信機からは 全帯域のCATVパススルー対応機能を搭載し始め、現在に至っております。 (全帯域のCATVパススルー対応は、地上デジタルテレビ放送受信機に必須な機能ではありません)
【全帯域のCATVパススルーに非対応の弊社地上デジタルチューナー搭載機種】
種類 |
機種 |
単体チューナー |
TU-MDS50 |
プラズマ |
PD-42DH4, PD-50DH4, PD-35DV50, PD-42DV50, PD-42XV70 |
液晶 |
LT-26LC50B, LT-26LC50S, LT-32LC50B, LT-32LC50S, LT-23LC55 |
ブラウン管 |
HD-32DZ4, HD-36DZ4 |
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※上記の機種はすべて「CATVパススルー対応(UHF)」です |
上記の地上デジタルチューナー搭載の受信機を、全帯域のCATVパススルーに対応させることはできません。 ケーブルテレビにご契約の際は、ケーブルテレビ局に 『CATVパススルー対応(UHF)の受信機で地上デジタルテレビ放送が受信できるかどうか』 を、ご確認ください。
受信ができない場合は、ケーブルテレビ専用チューナー(セットトップボックス)の導入、全帯域のCATVパススルー対応の機器へのお買い替え、または追加 をご検討ください。
ケーブルテレビ局によっては、光ケーブル化などの送信設備の置き換えを計画しているところがあります。 これに伴って周波数変換パススルー方式から 同一周波数パススルー方式へ切り替わることがあり、この場合はCATVパススルー対応機器への買い替え・追加購入は必要ありません。 送信設備の置き換え計画についてはケーブルテレビ局にご確認ください。